DAO・ガバナンストークン設計のおすすめ企業・サービス一覧
DAO・ガバナンストークン設計に関連するサービス・ソリューションを掲載しています。
DAO運営に必要なガバナンストークン発行からインセンティブや投票制度などの初期設計、それらを支えるシステムの選定・提供、コミュニティ運営サポートまで一気通貫で支援をおこなっております。
お客様のご要望や背景などをお伺いさせていただき、事例調査および分析を行い、最適なソリューションを提供させていただきます。
<Spizeシリーズ 各ソリューション詳細(https://www.tecotec.co.jp/works/blockchain#solution)>
ブロックチェーンゲーム開発支援「Spize +(スパイズ プラス)」
迅速かつ安全なカスタムトークン発行「Spize token(スパイズ トークン)」
秘密鍵管理が不要な暗号資産ウォレットシステム「Spize wallet(スパイズ ウォレット)」
ブロックチェーンのスペシャリストがコード監査「Spize audit(スパイズオーディット)」
NFT 発行・送付・管理システム「Spize mint(スパイズ ミント)」
譲渡不可のSBTを活用した会員権・会員証「Spize PASS(スパイズパス)」
DAO(分散型自立組織)組成支援「Spize DAO(スパイズ ダオ)」
- 提供会社:株式会社テコテック
事業検証から採用活動、社内コミュニケーション推進、自治体運営、物件管理に至るまで、あらゆる場面でDAOのポテンシャルを引き出します
“DAO”という組織形態をとることにより、既存の組織以上に参加者の主体的な姿勢を引き出し、大きな成果を目指すことができます。
DAOX(ダオエックス)では、大手企業へのDAO組成支援の経験から既存事業のDAO化やDAOによる事業検証をサポート。スムーズなDAO立ち上げとメンバーの巻き込み、自律的に推進されていくコミュニティ作りを実現します。
- 提供会社:株式会社ガイアックス
MARUNAGE NFTは、企業がweb3に参入する上で発生する様々な課題(技術選定、暗号資産の管理、ビジネスへの応用方法等)を2014年創業で培った多くのノウハウを元に解決するコンサルティングサービスです。政府や大手企業からの受注実績も多数あり、NFTの導入からINOの実施、トークンエコノミクスの設計に至るまで広範囲にご相談いただけます。
- 提供会社:株式会社IndieSquare
- トークン発行・配布
- トークノミクス設計
- セキュリティトークン(RWA)
- NFT発行・配布
- NFTユーティリティ設計
- 現実資産(RWA)
- DAO・ガバナンストークン設計
- Web3コンサルティング
- Web3受託開発
web3領域における新規事業開発・ブロックチェーン活用に関するコンサルティングサービスを提供しています。
市場調査・事業戦略策定からサービス設計や要件定義、その後のシステム開発まで、事業を創るプロセスにおける上流から下流までを一貫して支援します。特にVASP(暗号資産交換業)、RWAなどのトークン化、様々な産業におけるユーティリティNFTに関連する領域を得意としています。
- 提供会社:株式会社Decentier
自治体さま、企業さまのニーズにお応えし、必要とするソリューションをご提供します。
- 提供会社:株式会社あるやうむ
本サービスは、Web3関連事業への参入を検討する国内外の法人/プロジェクト様向けに、幅広いソリューションを提供します。Web3の幅広いバリューチェーンの中において、MCBの暗号資産およびブロックチェーン事業をはじめとするweb3領域の知見・経験を活かし、リサーチ、NFTの企画から発行、コミュニティ構築、運営等、様々なサポートをさせていただきます。
【サービス概要】
・Web3事業に関する調査・企画
・NFTの企画、発行、販売
・コミュニティの構築/運営
・メタバースの開発/協業
・IEO支援/トークンエコノミクス設計
- 提供会社:マネックスクリプトバンク株式会社
【Unyteで解決できる課題】
統合プラットフォーム「Unyte(ユナイト)」は、ブロックチェーン技術を用いてコミュニティやDAOの構築および高度な運用管理を支援することを可能とするプロダクトです。
DAOは、意思決定のためのガバナンス投票やタスク遂行などの活動を参加者が分担することで成立しています。一方で普及に向けた課題として、DAO組成時および参加時に必要なウォレットや暗号資産の管理にかかる手間や、多くのツールを使い分けるための学習コスト、およびDAOの持続的な活動のためのインセンティブ設計の困難さなどが挙げられます。
DAOの構築にはウォレットや暗号資産の管理、ツール導入やインセンティブの設計などさまざまなハードルが存在しています。
また、既存のやり方のコミュニティ運用には、貢献が見えにくい、活動に対して還元していくのが難しい、予算を分配する仕組みがないなどの課題があります。
これらの課題や参入障壁を解消すべく、既存のメールアドレスやツールを利用してのログインやトークン付与ルールの設定、チャットでの会話などDAO構築および運用管理に必要な全ての機能を搭載した統合プラットフォームが「Unyte」です。
【Unyteで実現できること】
1. 投票結果やタスクへの成果をを公正かつ安心してブロックチェーンに記録することができます
2. 自分が提出した成果や貢献をトークンとして可視化することができ、評価として証明できます
3. 貢献活動で取得した貢献トークンを、コミュニティ / DAO が設定する独自のリワードと交換できます
4. 自身の貢献履歴はオンチェーン情報として保管されているため、貢献履歴に関するトレーサビリティを明らかにすることや、自身の活動証明としてキャリーすることができます
【Unyteのビジョン】
会社で働くという従来の構図から、DAOに「貢献する」というパラダイムシフトをもたらすことで人々のモチベーションを覆し、誰もが好きな仕事に集中できる世界を実現することが私たちの目標です。
今後、企業におけるファンコミュニティや、教育機関における発展学習のための地域共創型コミュニティのDAO化などのユースケース構築のための活動を拡大します。
Unyteを通じ、特定の商品のユーザーコミュニティや教育機関などにおける自治組織がDAO化され、ユーザーが自ら意欲的に活動し、貢献に応じたリワードが獲得できることで、いつでもどこでも誰とでも働ける社会の実現を目指します。
- 提供会社:株式会社Unyte
DAOにおける設計とは?DAOの種類や要素を解説
DAOの種類と要素
DAOはDecentralized Autonomous Organizationの略で、中央集権的な管理者なしに運用される組織のことです。ブロックチェーン技術を利用して透明性と信頼性を確保しつつ、組織の意思決定や資金運用、事業活動が行われます。
ブロックチェーン技術を利用した組織であるということがDAOの要素のひとつになってはいますが、どこまでブロックチェーン技術を用いているかについてはそれぞれのDAOごとに差があるのが現状です。また、中央集権的な管理者が存在するようなものも一部DAOとみなされているような状況となっています。
こうしたブロックチェーン技術の導入レベルや管理者の有無によって、完全分散型、部分分散型、ハイブリッド型の3つに分類することができます。
完全分散型: 全ての意思決定がブロックチェーン上で行われ、管理者や中央機関が存在しない形態です。参加者全員が平等に権限を持ち、透明性や公平性が確保されます。重要な決定やトランザクションはスマートコントラクトによって自動的に実行されるため、信頼性が高いとされています。
部分分散型: 一部の決定は中央の管理者や信託者が行い、残りの意思決定はブロックチェーン上で透明かつ分散的に遂行されます。この形態では、中央管理者が一定の権限を持ちながらも、ブロックチェーン技術を活用することで透明性を確保し、参加者間の信頼関係を築くことができます。
ハイブリッド型: 完全分散型と部分分散型の中間の形態です。中央集権と分散の利点を組み合わせることで、効率的かつ柔軟な運営が可能となります。一部の意思決定は中央管理者が行い、重要な決定はブロックチェーン上で透明かつ一元的に管理されるため、組織の運用を効果的に調整することができます。
またこの他にも、DAOの目的を軸にして分類することもできます。例として、投資DAO、ソーシャルDAO、プロトコルDAOなどが存在します。
投資DAO: メンバーがトークンを購入し、その資金を集めてプロジェクトや企業に投資することを目的としたDAOです。メンバーは投票権を持ち、投資先や運用方針などの意思決定を行います。収益はメンバーに分配されることが多くなっています。
ソーシャルDAO: 特定の社会的問題解決やコミュニティの発展を目指すDAOです。地域の環境保護活動や教育支援のほか、クリエイター同士のコミュニティの形成などを目的としたDAOがソーシャルDAOに分類されます。メンバーは共通の目的や価値観に基づいて組織され、資金の運用やプロジェクトの実行を行います。
プロトコルDAO: 特定のプロトコルやプラットフォームの運営・発展を目的としたDAOです。例として、DeFiプラットフォームやレイヤー2のプロトコルなどの運営が挙げられます。プロトコルのパラメータ変更や今後の開発方針などに関する意思決定、セキュリティの強化などがメンバーによって行われます。
このように、DAOは様々な形態のものが存在するため、それぞれのDAOに応じた適切なインセンティブ設計やトークノミクス設計を行うことが重要です。
DAOのインセンティブ設計
ここからは、DAOのインセンティブ設計について解説していきます。DAOのインセンティブ設計では、以下の4つの要素を考慮することが重要です。
トークン報酬: 参加者がDAOに貢献したり、特定の任務を達成したりすることによってトークンを獲得できる仕組みを整備しておく必要があります。トークンを通じた報酬は、参加者のモチベーションを高めるだけでなく、DAO内での信頼関係を強化する役割も果たします。
投票権の付与: 参加者に投票権を与えることで、意思決定に参加しやすくすることが重要です。メンバーが自らの意見や提案を投票を通じて表明し、DAOの方向性を共有することができるため、より効果的な意思決定が可能となります。DAOにおける投票権は、後述するガバナンストークンによって付与されることが多いです。
ステーキングや罰則: DAO内での不正行為や不誠実な行動を抑止するために、ステーキングや罰則を導入することもインセンティブ設計のひとつとして考えられます。参加者が自らの信頼性や貢献度を証明する一方で、不適切な行動を行った場合には罰則が科される仕組みを確立することが重要です。
コミュニティ奨励: DAOのコミュニティ内での協力や協調を奨励する仕組みも重要です。報酬だけでなく、特別なイベントや活動、教育プログラムなどを通じてコミュニティ全体の連帯感や共感を高める取り組みを行うことが有益です。
ガバナンストークンとは?仕組みや発行方法を解説
ガバナンストークンとは
ガバナンストークン(Governance Token)は、DAOにおいて所有者にガバナンス権限(意思決定権)を与えるデジタルアセットです。一般的には1つのトークンにつき1票といった形で、DAOの意思決定に参加する権利を有します。
ガバナンストークンを用いた意思決定には、以下のようなものがあります。
プロトコルのアップデート: プロトコルDAOの場合、プロトコルのパラメータ変更や今後の開発方針に関する意思決定に参加することができます。また、開発者への助成金(Grant)付与が検討される場合もあります。
投資先の決定: 投資DAOの場合、投資する対象についてもガバナンストークンを用いた意思決定が行われます。投資先の決定だけでなく、今後の運用方針や売却時期なども合わせて議論されることもあります。
ガバナンストークンを通じて、参加者は自らの意思を反映させることができる一方で、組織やDAOの運営に対する共同責任を持つことが求められます。トークンホルダーが合意形成や意思決定に直接参加することで、従来の組織よりも民主的な運営を実現できます。
ガバナンストークンの仕組みと発行・配布方法
ガバナンストークンの仕組みには、ファンジブルトークン(FT)やNFTなどといったブロックチェーン上の規格が用いられています。このため、一般的にはブロックチェーン上でスマートコントラクトを利用する形で発行されます。発行したガバナンストークンの配布方法については様々ですが、以下のようなものが挙げられます。
分散型取引所(DEX)での交換: ガバナンストークンは、一度発行された後に需要に応じて分散型取引所(DEX)で取引可能となる場合があります。他のトークンとスワップ(交換)することでガバナンストークンを得ることができます。
一般販売(ICO、IEO、STOなど含む): 暗号資産取引所などを通じてDAOの参加希望者や投資家に販売する方法です。すでにガバナンストークンがDEXなどで流通しており、DAOとしても成熟しているような比較的大きなプロジェクトがこの方法を取ることがあります。
エアドロップ: エアドロップは、一定の条件を満たしたユーザーに無料でトークンを配布する方式です。これにより、新たな参加者を集め、コミュニティを拡大する目的でガバナンストークンが発行されることがあります。
イニシャルディストリビューション(Initial Distribution): イニシャルディストリビューションは、特定の条件を満たした初期参加者に対してトークンを配布する方法です。プロジェクトの立ち上げ時に、ファンやコミュニティメンバー、早期採用者などに対してトークンを提供することで、プロジェクトの普及を促進することが可能です。
バウンティプログラム: バウンティプログラムは、特定のタスクや活動を達成した参加者に対して報酬としてトークンを配布する方法です。広告宣伝、ソーシャルメディアキャンペーン、コンテンツ制作などの活動を通じて、トークンを得ることができる場合があります。
DAO・ガバナンストークン設計は委託できる?費用は?
DAO・ガバナンストークン設計の費用
DAOやガバナンストークンの設計には専門的な知識やスキルが必要です。設計プロセスのうち、主に以下のようなものに費用がかかると考えられます。事前リサーチ: プロジェクトの背景調査や市場調査などを含む事前リサーチです。これには、競合分析やトレンド調査なども含まれます。
要件定義: プロジェクトの目的や要件を明確に定義するための作業です。これには、ワークショップやヒアリングなどが含まれることがあります。
トークノミクスの設計: トークンの機能や経済モデルについての設計も必要です。トークンの供給量や流通方法、リワードシステムなどを検討する作業が含まれています。
スマートコントラクトの開発: ガバナンストークンやDAOのためのスマートコントラクトの開発です。これには、コーディングやテスト、実装などが含まれます。
スマートコントラクト監査: スマートコントラクトにバグや脆弱性がないかについての監査です。スマートコントラクトはSolidityなどのプログラミング言語で記述されているため、専門家による監査が必要になります。
このように、DAO・ガバナンストークンの設計プロセスは多岐にわたるため、費用についての試算が難しくなっています。設計プロセスの委託も含めて、一度問い合わせてみることをおすすめします。