分散型ID・デジタル証明書のおすすめ企業・サービス一覧
分散型ID・デジタル証明書に関連するサービス・ソリューションを掲載しています。
弊社が提供する「Login3.0」は、企業のIDに関連する課題を解決する個人主権型のログイン基盤です。個人情報提供の同意管理や個人情報管理ルールの策定など、企業の顧客ID管理にかかる様々なコストを低減することに加え、低コスト・短期間でグループ企業間・サービス間の顧客ID統合を可能にします。
- 提供会社:株式会社UPBOND
HAZAMA BASEは、ノーコードでNFTやトークンの発行、DAOを展開可能なweb3ダッシュボードサービスです。
ウォレットや暗号資産を事前準備する必要が無く、すぐにweb3事業を開始できます。そのため、2022年5月にローンチしてから内閣官房や自民党青年局等の政府案件や上場企業含め多くの企業様によるNFT及びDAOプラットフォームとして採用されています。その他、当社技術は多数の自治体やプロジェクトにご活用いただいております。
- 提供会社:株式会社IndieSquare
- 暗号資産(仮想通貨)ウォレット
- 分散型ID・デジタル証明書
- その他(決済サービス)
- トークン発行・配布
- NFT発行・配布
- Web3コンサルティング
- Web3受託開発
- ブロックチェーンAPI・SDK
- ブロックチェーンノーコード
TORMOは「ワンリンク」で既存サービスにもすぐに追加できる、かんたんで使いやすいブロックチェーンソリューションです。また、簡単なだけでなく、すべての機能がパスキー※1(生体認証など)により実行できるため新しいパスワードなどは必要なくご利用いただけます。
TORMOはNFTの受け取りなどに機能が限定されないため、後にユーザーにウォレットの切り替えなどのアナウンスをすることを検討する必要がありません。そのほか、キャッシュレス支払いによるNFT購入やNFT Mint、認証や償還など様々な機能にもワンリンクで対応しています。
※1 パスキーとは、普段から利用するスマホやPCなどのデバイスをロックする際に利用している鍵を認証に活用する仕組み
- 提供会社:株式会社PBADAO
pokkeは、NFCハードウェアウォレットです。ハードウェアウォレットとして国内で最も利用されており、NFCを内蔵した商品をタッチすることで機能するため、幅広い世代に扱いやすく安心してご利用いただけるハードウェアウォレットとなっております。pokkeは、ウォレットとしての展開だけでなくNFTのMintやBurn、Burn&Mintなどを実行することが難しい操作なく実行することができます。
導入パートナー:東急株式会社、NTTデータ、山梨県庁、株式会社ビームス、株式会社MIXI etc...
- 提供会社:株式会社PBADAO
MultiBaas(マルチバース)は、ウェブUIとREST APIを提供し、開発者や顧客がブロックチェーンの予備知識なくして、EVMブロックチェーン上の開発を簡易的かつ低価格にする開発者向けツールです。オンラインゲーム、金融サービス、文書管理システム、電子署名、スプレッドシートプラグインなどのソリューションもSaaSモデルで提供。
- 提供会社:Curvegrid株式会社
分散型ID・デジタル証明書とは?仕組みをわかりやすく解説
分散型IDとは?基本的な仕組みをわかりやすく
分散型ID(Decentralized Identifier、DID)は、従来の中央集権型のID管理システムに代わる新しいアイデンティティ管理の手法です。従来のシステムでは、個々のIDは中央管理者や機関によって発行され、管理されていましたが、分散型IDでは、個々のユーザー自身が自己主張可能なIDを生成・管理します。
分散型IDはブロックチェーンや分散台帳技術を活用しています。個々のIDは中央管理者に依存せず、分散されたネットワーク上に保存され、ユーザーが自らのデータを管理・管理することが可能になります。これにより、個人のプライバシーとセキュリティが向上し、データの所有権がユーザー自身に戻るという利点があります。
分散型IDは、デジタル証明書の基盤としても利用されます。これにより、ユーザーは自らのデジタルアイデンティティを構築し、様々なサービスやプラットフォームで安全かつ効率的に認証やアクセス管理を行うことが可能になります。
デジタル証明書とは?基本的な仕組みをわかりやすく
デジタル証明書は、インターネット上で安全な通信を行うための重要な仕組みです。従来の紙の証明書と同様に、デジタル証明書は特定の実体(個人、組織、サーバーなど)の身元を証明する役割を果たします。しかし、デジタル証明書は電子的な形式であり、その信頼性とセキュリティは従来の方法よりも高いです。
デジタル証明書は、公開鍵暗号方式を基盤としています。以下は、デジタル証明書がどのように機能するかの基本的な手順です。
1. 発行
まず、実体(例えば、ウェブサーバー)は、自身の情報と公開鍵を含む証明書リクエストを認証局(Certificate Authority、CA)に送信します。
2. 検証
認証局は、実体の情報を検証し、その実体が公開鍵を所有していることを確認します。認証局は、この情報をデジタル証明書として署名します。
3. 署名
認証局は、実体の公開鍵を使用して証明書を署名します。これにより、証明書には認証局の信頼できる署名が含まれます。
4. 配布
署名された証明書は、実体に返送されます。そして、ウェブサーバーなどのユーザーとの通信に使用されます。
デジタル証明書の信頼性と透明性を向上させるための有力な手段としてブロックチェーン技術が注目されています。
例えば、ブロックチェーンにデジタル証明書を格納することで、不正な変更や証明書の偽造を防止できます。また、ブロックチェーンを使用することで、証明書の発行と管理を効率化し、透明性を高めることができます。ユーザーは、ブロックチェーン上で自分の証明書を確認し、証明書の履歴を追跡することができます。
分散型ID・デジタル証明書の活用事例
分散型IDの活用事例
分散型ID(Decentralized Identifier、DID)は、従来の中央集権型のID管理システムに比べて、よりセキュアでプライバシーを保護しやすいシステムです。以下は、分散型IDの具体的な活用事例と、それが従来のIDシステムの課題をどのように解決するかについての解説です。
デジタルアイデンティティ管理:
分散型IDは、個々のユーザーが自らのアイデンティティを管理するのに役立ちます。従来のIDシステムでは、ユーザーの個人情報が中央管理者に集中し、プライバシーの侵害やデータの悪用のリスクがありました。しかし、分散型IDを使用することで、ユーザーは自らのデータを保持し、必要な時にのみ共有することができます。
オンライン認証:
分散型IDは、オンラインサービスやプラットフォームでの認証にも活用されます。従来のパスワード認証では、パスワードが盗まれるリスクがありますが、分散型IDを使用することで、より安全な認証手段を提供することができます。また、ユーザーが複数のサービス間でアイデンティティを簡単に移行できる利便性もあります。
匿名性の確保:
分散型IDは、匿名性を確保するための手段としても活用されます。特定のオンラインサービスやプラットフォームでは、ユーザーが匿名性を維持しながらサービスを利用することが求められる場合があります。分散型IDを使用することで、ユーザーは匿名性を維持しながらも、信頼性のあるアイデンティティを持つことができます。
デジタル証明書の活用事例
デジタル証明書は、ブロックチェーン技術を活用することで、信頼性とセキュリティを向上させることができます。以下は、ブロックチェーンを活用したデジタル証明書の具体的な活用事例と、それが従来のデジタル証明書の課題をどのように解決するかについての解説です。
身元証明書
伝統的な身元証明書は、紙ベースであり、改ざんや偽造のリスクがあります。また、紛失や破損の可能性もあります。しかし、ブロックチェーン上に格納されたデジタル身元証明書は、改ざんや偽造が困難であり、セキュリティが向上します。ユーザーは自身のデジタル身元証明書をスマートフォンなどのデバイスに保存し、必要に応じて簡単に提供することができます。
学歴証明書
伝統的な学位証明書は、学校や大学から発行される紙ベースの証明書であり、改ざんや偽造のリスクがあります。また、機関の情報が更新された場合に更新が難しい場合があります。 ブロックチェーン上に格納された学歴証明書は、改ざんや偽造が困難であり、機関が情報を追加・更新する際も迅速に行うことができます。また、ユーザーは自身の学歴証明書をオンラインで簡単に共有し、信頼性のある学歴情報を提供することができます。
医療証明書
伝統的な医療証明書は、患者の健康状態や治療履歴などの機密情報を含むことがあり、プライバシーの侵害や情報漏洩のリスクがあります。しかし、ブロックチェーン上に格納された医療証明書は、患者のプライバシーを保護しつつ、信頼性の高い医療情報を提供します。患者は自身の医療証明書を医療機関間で安全に共有し、適切な治療を受けることができます。
分散型ID・デジタル証明書とNFT発行
NFTを活用した分散型ID・デジタル証明書
NFTは、分散型IDとデジタル証明書との統合により、デジタルアセットの所有権や正当性を確認するための重要な役割を果たします。以下は、NFTと分散型ID・デジタル証明書の統合に関する具体的な活用事例です。
デジタルアートの証明書化
アーティストが作成したデジタルアートをNFTとしてトークン化し、そのNFTには作品の分散型IDとデジタル証明書が組み込まれます。これにより、作品の正当な所有権が確認され、著作権の侵害や偽造のリスクが低減します。
ライセンス管理
コンテンツクリエイターや企業がNFTを使用して、特定のコンテンツの利用権やライセンスを表すことができます。NFTには、コンテンツの分散型IDとデジタル証明書が含まれ、ライセンスの正当性を確認することができます。
仮想世界でのアセット管理
仮想世界やゲーム内で使用されるアセット(キャラクター、アイテム、土地など)をNFTとしてトークン化し、そのNFTには分散型IDとデジタル証明書が組み込まれます。これにより、アセットの所有権が透明かつ効率的に管理されます。
NFTは、分散型IDとデジタル証明書との統合により、デジタルアセットの管理と保護に革新的な解決策を提供します。これにより、デジタルアート、コンテンツ、ゲームなどの分野で、新たなビジネスモデルや創造的な活動が促進されます。